会社説明会で先輩社員にしてほしい質問【会社を見極める】
会社説明会で、『先輩社員との懇談コーナー(質問コーナー)』を設けてくれる企業があります。
その際、話の流れで先輩社員に質問してほしいことがあります。
それは、
「説明(懇談会)担当は何回目ですか?」
という内容のことを聞いてみてほしいです。
その理由をご説明します。
目次
会社説明会で先輩社員にしてほしい質問
冒頭でもお伝えしましたが、
「説明担当が何回目なのか」
を、話の流れでうまく聞いてみてください。
「こうやって説明会で話をする仕事とか、けっこうやるんですか~?」
「先輩社員ってこういう仕事もあるんですね~慣れるものですか?」
みたいな感じでいいです。
この質問で知りたいこと
「説明担当が何回目か」で知りたいことは、回数ではなく、
ベテランか、素人か
です。
「毎年やってるからけっこうやってるよ~」って言われればベテランですし、
「初めてだから、私も緊張してます」って言えば素人です。
なぜこれを知りたいかというと、その先輩社員にした質問の答えに信憑性があるかどうかが疑わしいからです。
どういうことか説明します。
先輩社員がベテランの場合
先輩社員が説明担当を何回もやっているベテランの場合です。
質問に対する答え方
この社員に聞きづらい質問をしたとします。
「残業は多いですか?」
こんな質問は慣れたものです。
きっと、こんな感じで答えるでしょう。
『残業はその時々によって違うかなぁ。忙しさに波があるから。でも定時で帰れる日も全然あるよ。」
おそらく、嘘はついてないでしょう。しかし、質問に正確には答えていないです。答えているように見せかけて、はぐらかしています。
なぜベテランが担当しているのか
では、次に、どうして毎回ベテランの社員が担当しているのでしょう。
会社の立場に立って考えてみます。簡単です。
安心できるから
です。
では、どうして安心できる社員でないといけないのでしょう。
別の社員に説明会を任せると不安だからでしょうか?
一概には言えませんが、そう疑ってもよいかもしれません。いろんな会社に行ってみて、これがあっているのか、雰囲気で確かめてみてください。
先輩社員が素人の場合
先輩社員が説明担当の素人の場合です。
これは、私の会社もそうなので、よくわかります。
質問に対する答え方
この社員に聞きづらい質問をしたとします。
「残業は多いですか?」
私の周りの社員はこう答えていました。
『月によって波があるよ。定時で帰れる月が多いけど、残業があるときは、多い時で月40時間くらいかな。でも今まで一番多かったのは、月60時間かな(笑)。でも先月も先々月も残業はなかったよ。あと、他の部署のことはよくわからない。」
これも嘘はついてないと思います。でも、この社員にとって、月40時間、60時間の数字の重みはおそらくよくわかってないと思います。でもちゃんと質問には答えてくれています。
この社員も、ベテランの場合と同様、悪いことをいいつつ、うまく良いことに結び付けようとしています。しかし、明らかに下手で、残業が多い会社のイメージを伝えてしまっています。
しかし、これが事実なので、学生からするとありがたいことです。
なぜ素人が担当しているのか
私の会社の場合で言います。
私の会社では、若手社員(2年目程度)が担当します。それは、
『学生に会社の本当のことを知ってほしいから』
です。
加えて、
『年齢が近い社員にすることで、学生と話しやすくするため』
という意図もあります。
でも、会社からしたら不安だと思いませんか?
もしかしたら、変なことを言ってしまうかもしれません。
「この会社ヤバイからやめたほうがいいよ」
なんて社員が言ってしまうかもしれません。
おそらく、会社はその心配がないのだと思います。
良い会社だと胸を張って言えるため、多少不安でも、若手社員に任せているのだと思います。
ブラック企業なら、できるだけ若手社員には学生と話してほしくないと思うかもしれません。なぜなら、会社の悪い部分をばらされてしまうかもしれないからです。
まとめ
会社説明会での『先輩社員との懇談コーナー』
先輩社員がその担当のベテランか、素人かで、その先輩社員の話の信憑性や、会社の考え方がわかる話をしました。
しかし、これまで話してきたことは、私の予想の部分が大きいです。
実際に会社説明会に参加して、『先輩社員との懇談コーナー』で先輩社員に聞いてみてください。
「説明担当は何回目ですか?」
そして、その会社がブラックかどうか、見極めてみてください。