PATHが通っているか確認する方法とPATHの追加方法

PATHが通っているか確認する方法

PATHとは

最初に、PATHの説明を簡単にしておきます。

コマンドプロンプト等で、あるファイルを実行する際、ファイル名のみで実行したいです。
例えば、” git.exe ” を実行する際、

>git

というコマンドで起動させたいとします。

しかし、” git ” がどこにあるか、コンピューターは分かりません。
ですので、” git ” と入力された際に、「このフォルダを探してください」= PATH を設定しておきます。

すなわち、PATHに設定されたフォルダに対して、実行されたファイルを探索してくれます。ファイルが見つかれば実行され、見つからなければ実行されません。

git.exe ” の場所が、” D:\Program Files\Git\bin\git.exe ” の場合、
PATHに、” D:\Program Files\Git\bin ” を設定しておきます。

すると、
>git
を実行すると、

D:\Program Files\Git\bin ” 内に、” git.exe ” があるか探索し、あれば実行してくれます。

PATHEXTについて

ちなみに、
>git
と入力された際に、” git.exe ” なのか、” git.txt ” なのかは、PATHEXTの設定によります。

PATHEXTについては、以下の記事を参照してください。

コマンドプロンプトで確認する

コマンドプロンプトで ” git.exe ” を実行したいとします。

実行してみる

とりあえず、実行してみましょう。

>git

と入力してみます。

このように実行されません。PATHが通ってないです。

PATHを出力してみる

コマンドプロンプトでPATHを出力して確認します。
以下のコマンドのどちらかを実行してください。

  • 1行で表示
    • >echo %path%
  • 改行ありで表示
    • >echo %path:;=&echo.%

1行で表示する場合、以下のコマンドを実行します。

>echo %PATH

改行ありで、見やすく表示したいなら、以下のコマンドを実行します。

>echo %PATH:;=&echo.%

ここで、” git.exe ” が入っている

D:\Program Files\Git\bin 

は見つかりません。PATHが通っていないことが分かります。

Windows環境設定からPATHを追加する方法

Windows10の場合

検索窓に”path”と入力し、環境変数を編集を開きます。

システム環境変数からPathを選択し、編集をクリックします。
編集を押せない場合は、次の方法で環境変数の設定画面を開いてください)

編集を押せない場合


検索窓に”path”と入力し、システム環境変数の編集を開きます(”環境変数を編集”ではない)。

環境変数をクリック。

Pathの編集ができるようになっていると思います。

もしくは、以下の順番にクリックすると、環境変数の設定までいけます。

PATHを追加する方法

システム環境変数から、Pathを選択し、編集をクリックします。

新規、もしくは、参照から追加できます。
(新規の場合はpathを直接入力する必要がありますが、参照の場合はフォルダを選択できるので、間違いがなく簡単だと思います。)

Windows7の場合

コントロールパネルから、システムの詳細設定を開きます。

環境変数を開きます。

PATHを選択し、編集します。

変数値がPATHです。

PATHを追加する方法

PATHを追加したい場合、上記のPATHの末尾に、PATHを通したいフォルダを以下のように追加すれば良いです。

;D:\Program Files\Git\bin 

このように、セミコロンを忘れないように注意して追記してください。

ちなみに、コマンドプロンプトからもPATHを設定できますが、PATHを上書きして消す可能性があるので、私は使ってないです。
興味ある方は、検索してみてください。すぐ出てくると思います。