【Excel】開始日と終了日を含むデータを視覚的に分かりやすく表示する2つの方法
Excelで社員の管理表やシステムのバージョン管理表を作ると思います。
その際、開始日や終了日を入力しますが、今日現在でその社員やシステムが有効か無効かを視覚的に表示できるようにしようと思います。
例えば、以下のようなシステムのバージョン管理表があります。
開始日と終了日をデータとして持っています。これを視覚的にわかりやすくします。
まず、以下のような列を追加します。
数式は以下のようにします。(今回はテーブルをしようしているため、[@開始日]などのカラム名をしようしていますが、テーブルを使わない場合はC2などのセル名を入れてください)
=AND([@開始日]<=TODAY(),TODAY()<=[@終了日])
今日は 2020/5/5 なので、開始日と終了日の間のデータにだけ、TRUEが表示されます。
FALSEになっているデータは、開始日前ものか、終了日後のものとなります。
ここまでできたら、条件付き書式やフィルター、スライサーを使って視覚的にわかりやすくしていきます。
方法1:条件付き書式で色を付ける
条件付き書式を使ってTRUEのみ、もしくはFALSEのみに色をつけます。
数式を使用して、書式を設定します。
ここでは、TRUEの場合のみ、緑色にします。
このように緑色になります。(稼働中の列は説明のために用意したので、削除しても大丈夫です)
逆に、FALSEの場合にのみ、色を付ける場合は、以下のようにします。
ここでは、FALSEの場合に、灰色にします。
このように、稼働中以外のものは灰色になります。(稼働中の列は説明のために用意したので、削除しても大丈夫です)
方法2:スライサーやフィルターで使いやすくする
フィルターを使うことで、稼働中のもののみを抽出することができます。
また、スライサーを使うと、フィルターの操作が簡単になります。
スライサーを使う場合は、以下のようにします。
まず、TRUE・FALSEだとわかりづらいので、以下のように○×表示にします。
=IF(AND([@開始日]<=TODAY(),TODAY()<=[@終了日]), “○”, “×”)
画面上のテーブルタブから、「スライサーの挿入」を選択します。
「稼働中」を選択します。
スライサーが表示されます。
○を選択すると、稼働中のもののみが抽出されます(フィルターを設定したのと同じになります)
フィルターを解除したい場合は、右上の×を押してください。
まとめ
日付で管理するデータについて、今日は対象になっているか確認するための方法として、
- 条件付き書式を使用して、色から視覚的に見やすくする方法
- スライサーを使用して、抽出して見やすくする方法
をご紹介しました。
扱いやすい方法をお使いください。