[SEO対策] 検証:WordPressでSEO対策が重複するとどうなるのか?
こんにちは。
WordPressを始めて、SEO対策の勉強をしています。
とりあえずSEO対策の記事を読んで、その通りにプラグインを入れたりして、よくわかってはないけどSEO対策ができた気になっている方はいませんか?(私です)
私が今、困っているのは、記事の編集画面にSEO対策の項目がいくつも出てきてしまっていることです。
いったい、どの項目を入力すれば良いのか、全て入力しないといけないのか。
本記事で、SEO対策が重複した場合、どうなるのか検証してみます。
WordPress内でSEO対策が重複するとどうなるのか
何が重複しているのか
私の場合、以下のSEO対策が重複しているようです。
- プラグイン「All In One SEO Pack」のSEO対策
- テーマ「Simplicity」に含まれるSEO対策
プラグイン:「All In One SEO Pack」 を導入すると
記事の編集画面の最下部に、”All in One SEO Pack” の入力項目が表示されます。
テーマ:「Simplicity」を導入すると
記事の編集画面の最下部に、”SEO設定” の入力項目が表示されます。
検証:全てのSEO対策を使用してみる
2つ出てきてしまっているSEO対策を両方とも使ってみます。両方使ったときにどうなるかを確認します。
ちなみに、「All in One SEO Pack」「Simplicity」のどちらも入れていない(デフォルトでSEO対策をしていない)状態での検証はこちらの記事をご覧ください。
また、SEO対策済テーマ「Simplicity」のみを適用した場合、どうなるか
というのはこちらの記事をご覧ください。
それでは、SEO対策が重複した場合どうなるか、検証してみます。検証方法は、上記の記事とほとんど同じです。
SEO対策項目の入力部分に “[検証-X-項目名]” と入れます。
Xは以下の表の通りとします。
- [検証]:SEO対策なし(デフォルト)※通番なし
- [検証-1]:テーマ「Simplicity」
- [検証-2]:プラグイン「All In One SEO Pack」
この条件で投稿してみます。実際に入力する値は以下のようにします。
どのSEO対策か | 入力項目 | 入力値 |
デフォルト | カテゴリ | “検証-カテゴリ” |
デフォルト | タグ | “検証-タグ” |
デフォルト | 抜粋 | “検証-抜粋” |
テーマ | SEOタイトル | “検証-1-SEOタイトル” |
テーマ | メタディスクリプション | “検証-1-メタディスクリプション” |
テーマ | メタキーワード | “検証-1-メタキーワード” |
プラグイン | タイトル | “検証-2-タイトル” |
プラグイン | 説明 | “検証-2-説明” |
これらがどのように表示されるか、内部のコードはどうなるのか、見てみましょう。
検証結果
内部のコード
生成されたコードを見ると、”[検証-1]” と “[検証-2]” が混在しています。
コード内に “[検証-X]” のワードが出てきた部分のみ抜粋しました。(<head>のみ)
<head>
<meta name="description" content="検証-1-メタディスクリプション" />
<meta name="keywords" content="検証-1-メタキーワード" />
<!-- OGP -->
<meta property="og:description" content="検証-1-メタディスクリプション">
<!-- /OGP -->
<!-- Twitter Card -->
<meta name="twitter:description" content="検証-1-メタディスクリプション">
<!-- /Twitter Card -->
<title>検証-2-タイトル | nikunimame</title>
<!-- All in One SEO Pack 2.10.1 by Michael Torbert of Semper Fi Web Design[1534,1568] -->
<meta name="description" content="検証-2-説明" />
</head>
内容が多くて見づらいので、要約すると次のようになります。
要素 | 適用されるもの (検証-1, 検証-2使用時) |
<title> | 検証-2 |
OGP | 検証-1 |
Twitter-Card | 検証-1 |
<meta name=”description” | 検証-1, 検証-2 |
<meta name=”keywords” | 検証-1 |
基本的に、[検証-1]のみで良さそうです。しかし、<title>のみ[検証-2]になっているのが気になります。
試しに、[検証-2]を未入力にし、記事を作成してみます。
[検証-1]:SEO対策済テーマのみを使用すると・・・
以下の表の、[検証-1]のみ使用します。[検証-2]は未入力にします。
- [検証]:SEO対策なし(デフォルト)※通番なし
- [検証-1]:テーマ「Simplicity」
- [検証-2]:プラグイン「All In One SEO Pack」
記事を作成したところ、以下のようになりました。
<title>[SEO対策] WordPressでSEO対策が重複するとどうなるのか? | nikunimame</title>
先ほど、”[検証-2]” となっていた<title>が、通常のタイトルになりました。
変更結果をまとめると以下のようになります。
要素 | 適用されるもの (検証-1, 検証-2使用時) | 変更後 (検証-1のみ) |
<title> | 検証-2 | 無印 |
OGP | 検証-1 | 検証-1 |
Twitter-Card | 検証-1 | 検証-1 |
<meta name=”description” | 検証-1, 検証-2 | 検証-1 |
<meta name=”keywords” | 検証-1 | 検証-1 |
つまり、[検証-2]:「All In One SEO Pack」のタイトルによって、本当のタイトルが上書きされていたんですね。
タイトルを上書きする必要がなければ、「ALL In One SEO Pack」([検証-2])は書かなくても、デフォルトのSEO設定([検証-1])だけで十分そうです。
「All In One SEO Pack」([検証-2])のみを使用すると
ちなみに、テーマのSEO設定([検証-1])を使わず、
「All In One SEO Pack」([検証-2])のみを使用してみます。
ソースコードの記載は省きますが、以下のようになります。
要素 | 適用されるもの (検証-1, 検証-2使用時) | 変更後 (検証-2のみ) |
<title> | 検証-2 | 検証-2 |
OGP | 検証-1 | 検証-2 |
Twitter-Card | 検証-1 | 検証-2 |
<meta name=”description” | 検証-1, 検証-2 | 検証-2 |
<meta name=”keywords” | 検証-1 | 無印 |
テーマのSEO設定を使用しなければ、「All In One SEO Pack」が適用されます。
ただし、<meta name=”keywords” の部分は、「All In One SEO Pack」に記入箇所がありません。これは、WordPressのデフォルトの「タグ」の部分が適用されるみたいです。
まとめ
使いやすいSEO対策を使えば良いのではないでしょうか(雑)。
というのも、どちらを使っても、必要な情報は出てくるので、どれか1つを使えば十分なのかなと思います。
ただし、2つ以上を同時になんとなく使用すると、
・思わぬところで上書きされたり
・同じ内容が重複して出力されたり
等、想定外の内容になるかもしれません。
今回検証に使わせていただいたテーマ「Simplicity」のSEO対策のカスタマイズページにも、「 ※既にプラグインを使用している場合は設定をオフにしてください」との記載があります。
重複は避けてどちらかのみにした方がよさそうです。
検証は以上です。
一応、この記事は検証用に、以下の設定で投稿しておきます。気になる方は、適宜ソースコードを参照してみてください。
- [検証]:SEO対策なし(デフォルト)※通番なし
- [検証-1]:テーマ「Simplicity」
- [検証-2]:プラグイン「All In One SEO Pack」
※現在は上記の設定ですが、今後SEO対策を変えるかもしれません。その時はソースコードが記事の内容と異なるかと思います。ご注意ください。
以上です。